こんにちは。ソングレターアーティスト安達充です。
まずは、このページにお越しくださったことに、心から感謝します。ありがとうございます。
2004年に活動を初めて、今まで100曲以上の「ソングレター」を作曲してきました。
「たった一人のために曲を贈る」という自分自身のスタイルが見つかってから、多くの人に支えられながら、多くの曲を作らせていただいてきたという気がします。
その中で、一番感じていることは何かというと、
「自分の作曲は、作曲ではなく翻訳」
ということでした。
想いに共感し、それを音楽という自らの言語に変換する。
ですから、私の歌には、1曲1曲に必ず誰かの想いやエピソードがあることが一番の特徴だと思っています。
反面、すべての曲がある意味「その人にとってのベストソング」なので、なかなか複数の楽曲をまとめてCD化するという流れにはなりませんでした。
しかしながら、昨年11月、今年3月の2回に亘って、ご縁あって【一発録り・加工編集ほぼゼロ】という究極のアコースティック音源でレコーディングをさせていただく機会を得ました。
そしてようやく、多くの方からご要望をいただいていた「ベストアルバム」の収録が実現したのです。
レコーディングのメイキング映像はこちら
出来上がった音源は、本当に、当日の空気をそのままパッケージしたような臨場感あふれる「生きた音源」でした。
繊細な息遣いが伝わってくる。
メロディの細かな動きが、ダイレクトに心を揺らす。
昨今の音楽事情からは、ほとんど耳にすることのない、生の音がそこにはありました。
そんな中、身近な人に繰り返し音源を聴いてもらうほどに、共通して寄せられた声がありました。
それが、「この曲の生まれた経緯、この曲に込めた想いをききたい」という声でした。
人は、生身の音を聴けば聴くほど、その音の裏に隠された真実を知りたいという衝動にかられるものであるようです。
そこで今回、待望のアルバム発売が9月23日(祝)に決定したことを受け、同日、曲に込めた想いを、歌と語りで送るライブの開催を決めました!
3時間という時間を存分に使って、いままでにないくらい、多くの曲を歌い、それについての想いを語るライブにしたいと思います。
それでは、最後に、1曲1曲の裏に込められた想いとは、いったいどのようなものか、その一端をご紹介したいと思います。
(以下は、今年6月のライブでお話した内容の抜粋です)
◇ ◇ ◇ ◇
安達「今日ご紹介する歌は、日経BP社のDVD『夢力(ゆめぢから)』の主題歌『声を嗄らして』です。
日本一の朝礼で有名な「居酒屋てっぺん」をドキュメントしたDVDなのですが、僕にとっても大きなターニングポイントとなった曲でした。
てっぺんは、行かれたことある方はご存知でしょうが、本当に「居酒屋から
日本を元気にする」というキャッチフレーズ通り、行くと元気になってしまう、そんな居酒屋さんです。
最初に足を運んで、いたく感動した僕は、インスピレーションで曲がパッと浮かび、それをプロデューサーの人のところに持っていったんです。
そうしたら、一言。
「安達君、雰囲気としてはいい。だけど、てっぺんを第三者的に、外から見て書いている曲に聴こえる。」
僕は、てっぺんの一員ではないので、「アーティストとして、てっぺんのことを表現する」それでいいじゃないか、と思っていました。
ですが、「外側から見て『こんな感じ』とまとめているだけの曲にしか聴こえない」と言われ、そこから、人の想いを代わりに代弁するということを初めて、本気になって考え始めたんです。
結局僕が出した結論は、とにかく「てっぺんに足を運ぶ」ということでした。
「行かなきゃわからない」。だから自分が、毎週でも足を運んで「どんな気持ちで仕事をしてるのか?」「どんな表情でお客さんと接してるのか?」それを感じに行こうと思ったんです。
そして毎週お忍びで通いました。なぜか女道場にしかいきませんでしたが…(笑)
毎週通う中で、「この人たちは、こんな気持ちで仕事してるのだろうなぁ」と、徐々にわかっていきました。
でもそれでもまだ、不十分だったんです。
その後僕は、とうとう行き詰ってしまって、夜道を散歩しながら考えていました。
もう締め切りも迫っているし、と、沈んでいたんですね。「本当に僕にこんな曲作れるんだろうか?」
でも、今回この曲を僕が歌えたら、本当に自分の夢に大きく前進する。だから、自分にとっても大きなチャンスです。
そう思いつつも、「でも、自分には無理かも知れない」という不安で、心はフラフラ揺れていました。地面と足元ばかり見て、ぼんやりと歩いていたんですね。
ただ、その時ふと思ったことがありました。てっぺんの人たちは、皆将来独立するという目標を立てて、その独立道場としてそこで働いている。だから、皆ひとりひとりが夢を持っている。
よく考えてみると、今この主題歌を歌うことは、僕にとっての夢の一つのステップ。
僕自身も、そこに向けて希望に燃える心と不安とが両方ある。
そこまで考えたとき、ふと、「その気持ちを、そのまま歌にすればいいんじゃないか」と思ったんです。
てっぺんの人たちの心を推し量って曲を作るのではなく、「自分の心にある、てっぺんの人たちと共通する気持ち」を曲にすれば、それこそがその人の想いを僕の歌として歌えるソングレターになるのだと気づかされました。
「地面だけ眺めて歩いていた 足元ばかり気にしていた」
そんなフレーズが生まれ、そこから一気に『声を嗄らして』が出来たんです。
プロデューサーさんからは、「イメージとしてはウルフルズや、ブルーハーツみたいな感じ」と言われたですが、最後僕が作った曲は、僕らしいピアノの曲でした。
「これで駄目だったらあきらめよう」
と、聞かせたところ、
「安達君、これだよ」
の会心の返事が返ってきました。
後でビックリしたのは、そのDVDの映像を見ないで作ったにもかかわらず、僕が歌詞に書いたことが、まさに映像の中で店員さんがしゃべっている言葉と同じだったことです。これこそがソングレターだと、教えられました。」
◇ ◇ ◇ ◇
こんなエピソードが、本当に、1曲1曲にあります。
ここまで知って曲を聴くのと、知らないで曲を聴くのとでは、やっぱり曲の持つ意味が違ってくると思うんです。
ですから私は、できるだけ1曲1曲に込めた想いを伝えたいと思います。
そのためのベストアルバム発売記念ライブ------。
普段のライブでは、共演者と共に創り上げる【ライブ人生脚本】をメインとしている分、今回は自らの口で多くのことをお伝えしていこうと思います。
1粒で2度も3度も美味しいライブ、ベストアルバムの味わいが2倍にも3倍にも増すような、そんなプレミアムなライブにします。
9月23日(祝)、私が初めてのライブを4年前に行った記念日でもあります。
この日、最高のライブの空間を一人でも多くの方と共有できることを、心から楽しみにしています! |